メルカリの新サービス「メルペイ」は日本版「アリペイ(ALIPAY)」&芝麻信用だ!

【追記】

2018年2月13日に新サービス「メルペイ」がスタートしました。

メルカリの売上金をメルカリポイントと交換し、それを電子マネー「ID(アイディ)」として一般の店舗で使用することができるようになりました。

CtoCの新たな世界の幕開けです。

以下は2018年3月に公開した記事になります。

今後の予測も含んだ内容となっていますが、どうなることやら……。

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2018年3月26日、「NEWS PICKS」が大々的にメルカリの特集を組みました。

それは日毎の特集記事を含んだもので、1週間に渡り更新されるようです。

 

【新】ついに始まった消費革命。「メルカリ経済圏」は世界を変えるのか

(出典:NEWS PICKS)

https://newspicks.com/news/2902466/body/?ref=indexより

 

この記事が何を意図しているか?

 

大胆に予測するならばそれは、

 

「メルカリが日本版アリペイである『メルペイ』をスタートさせて、日本に新しい経済圏を作るで!」

 

ということだと思います。

メルペイってなに?

メルペイとは、メルカリが数年前から構想している決済事業のサービスです。

 

メルカリはスマホを介した個人間リユース商品の取引を提供するサービス「フリマアプリ」という新たなジャンルを作り上げ、3,000億円以上の市場を創りました。

 

そのメルカリが、さらに社会に大きな変革をもたらそうと取り組む事業が「メルペイ」です。

 

公式ページにはメルペイのことが以下のように説明されています。

 

メルペイは新しい価値を提供する社会金融インフラに
メルペイのミッションは「信用を創造して、なめらかな社会を創る」です。

メルカリはフリマアプリを中心としながら、新しいフェーズに移りお客さまに新しい価値を一層提供していこうとしています。そのコアプロジェクトとなるのが、メルペイです。

メルペイが成し遂げようとしているのは、単なる新たな決済手段の提供ではありません。

私たちはテクノロジーとCtoCマーケットプレイスで培った膨大な情報をもとに、新しい「信用」を生み出し、メルペイひとつであらゆる金融サービスがコネクトする世界を目指しています。

もっとも重要なのは、お客さまが安心安全かつ、楽しく、簡単に、どこでも使える価値を提供することです。

メルペイはイノベーティブで、オープンなプラットフォームを目指し、様々なパートナーと協力してその世界を実現しようとしています。

そのために必要なのが、文字通り「メルペイを社会実装する」メンバーです。

「安全・便利・楽しいアプリケーションを提供する」ソフトウェアエンジニアやデザイナー、「お金を身近にする」金融のプロフェッショナル、「常にお客さまに寄り添う」カスタマーサポート、「どこでも使えるを実現する」ビジネスディベロップメント、そして「大胆な意思決定を支える」コーポレート組織。

様々なバックグラウンドのメンバーが常にプロフェッショナルであり続け、全ては成功のために、大胆に思考・行動する。

私たちはもう走り出しています。共に新しい価値を生み出し社会をアップデートしましょう。

株式会社メルペイ 代表取締役 青柳直樹

https://www.merpay.com/jp/

 

「うん、何のことかサッパリわからん」

 

という方もいらっしゃるでしょう。

 

私もメルペイのプロダクトが公表されてから見てはいましたが、一体何のことかよくわかっていませんでした。

 

先日参加したメルカリの子会社株式会社SOUZOUのオープンドアイベントでもあまりメルペイに関しては触れられていませんでしたし。

 

少し、上場のことが話題になったりはしていましたが、「メルカリは今後もいろんなサービスを提供していく」ぐらいの読みしか私にはできませんでした。

 

しかし、メルカリが目指すものは一味違ったようです。

 

新サービス「メルペイ」は、経済を大きく変える事業であり、その先例は既に世界に、特に中国にあったのです。

 

それが、「アリペイ(ALIPAY)」です。

 

 

アリペイ(ALIPAY)って何?

「アリペイ」の画像検索結果

Alipay(アリペイ)とは
中国アリババグループのAlipay(アリペイ/支付宝)は、タオバオをはじめとしたネットショップサイトで利用される、中国モバイルペイメント業界で約54%のシェア(2017年第一四半期・Ant Financial発表)を占める世界最大の第三者決済です。

利用者はAlipay(アリペイ)に会員登録し、商用サイトの支払画面からログインするか、モバイルアプリでQRコードを読み込んで支払い手続きをします。2018年1月時点で5億2,000万人以上の本人認証済みアクティブユーザーを抱え、世界中に450以上の金融機関パートナーがいます。日本では、2015年以来インバウンド施策として多くの店舗に導入されており、現在の導入店舗数は4万店に達します。

現時点で中国の消費者に最も親しまれていると言えるモバイルペイメントアプリであり、中国からのインバウンド客の獲得はもちろん、中国向けの越境ECに欠かせない決済手段です。

https://www.ipservice.jp/service/china/alipay/より

 

 

「『Apple Pay』のようなスマホで決済するサービスか」

 

と思ったらそうではありません。

 

アリペイはこの決済サービスを基軸に経済圏を作ったのです。

 

Alipayが密着する生活シーンの一覧

決済サービスに加え、ローン・投資・保険・資産運用など、これまでは銀行が一手を担ってきたサービスを網羅しています。

 

そして、一番重要かつ特徴的なのは

 

信用情報サービス

 

です。

 

信用プラットフォーム「芝麻信用」とは?

「芝麻信用」の画像検索結果

 

「芝麻信用」と書いて「ジーマしんよう」と読みます。

 

芝麻信用の業務とは、簡単に言えば

 

ALIPAYユーザーの信用情報管理です。

 

もっと簡単に言うと

 

「こいつは信用できるやつなのか?」を照会できるプラットフォーム

 

です。

 

芝麻信用の評価基準

 

上の画像で表されているのは

 

「身分の公開」

 

「人との繋がり」

 

「返済能力」

 

「信用の歴史」

 

「行動」商品の利用状況や公共料金支払い状況)

 

の5項目。

芝麻信用はその人の信用度合いをポイントで表します。

 

そう、

 

信用のスコア化

 

です。

 

採点の詳細ロジックこそ明かしていませんが、大きく分けての、5つの指標の組み合わせで計算していると公表しているとのことです。

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信用スコアが高いとどうなるの?

アリペイでは信用度スコアが高くなることで、いくつかのサービスが向上するようです。

 

例えば、

・提携しているスーパーやホテルで傘やモバイル用充電器が借りられる。
・レンタルサイクル、レンタカーがデポジットなしで利用できる。

・アパートに新しく住む(引っ越す)とき、提携先の不動産業者であれば、スコア次第で保証金が減免される場合がある

・民泊や、ホテルでのチェックイン&アウトが早く、後払いを認めている場合もある。

 

といったところです。

 

「借りる」系のサービスが中心ですね。

 

たしかに、銀行の貸付や物件の貸借契約で重要になるのが信用です。

 

ちゃんとした人なら貸したものをちゃんと返してくれるし、丁寧に使ってくれますからね。

 

既に大きな流れになりつつある「シェアリングエコノミー」時代には重要な要素かもしれません。

 

それでメルペイは何をするの?

「C to C 経済圏」を作っていく

 

この一言に尽きるだろう。

 

それは個人対個人で、物的なモノと金的なモノと情報的なモノと能力的なモノがグルグルと回る圏域のことだと私は考えています。

 

特に特徴的なのは、金的なモノ。

 

今でもメルカリでは、メルカリでの売上は一旦メルカリポイントに変換してから次回購入に利用します。

 

これは要約すると、

 

物がポイントに変わった

 

ということです。

 

メルペイでは仮想通貨というか暗号通貨というか、

 

資金運用や金融事業が可能なポイント

 

みたいなものが実装されるのではないかと思います。

 

 

これが、アリペイの芝麻信用のように、「メルペイ信用(仮)」が機能した時に、「C to C」のサービスを全て担保することになるということでしょう。

 

 

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まとめ

メルカリの山田社長は常に「C to C」へのこだわりを口にしています。

 

やはりメルカリは

 

「C to C」で世界を変える企業

 

なのかもしれません。

 

なぜそこにメルペイが必要なのかというと、

 

「C to C」は信用と評価の上で行われるもの

 

だからです。

 

「別に『C to C』とか興味ないから」

 

という方も確かにいらっしゃるでしょう。

 

しかし、これから経済活動にどんどん参入してくる若年層はどうでしょうか?

 

既にメルカリを中心とした「C to C」のサービスを当たり前に受け入れているのです。

 

彼等は「C to C」という言葉なんて知らないかもしれません。

 

しかし、事実として既にその「C to C 経済圏」は存在しているのです。

 

そして、「C to C 経済圏」は「B to C」「B to B」にも大きな影響を及ぼすでしょう。

 

メルカリは、メルペイでプラットフォーマーになる

 

そのジャンル、サービスはどこまで広がり、私達の世界をどこまで変えてくれるのでしょうか?

 

これからのメルカリ、そしてメルペイに、目を離すことができません。

 

【参考記事】

2018年7月20日 追記

メルカリNOW、teach、メルカリメゾンズ終了の理由とメルペイの野望

 

信用と言えばブランド品

メルカリでもヤフオクでも、高級ブランド品は活発に取引されていますが、品物の質が良くてもなかなか値段が上がりきらないということはご存知でしょうか?

 

その理由は「信用」です。

 

ブランド品は常に、それが「本物かニセモノか」という問題を抱えています。

 

そして、その問題は「信用」によって解決されています。

 

例えば保証書、例えばギャランティー、例えば売る人、例えば状態、例えば鑑定。

 

ブランド品ではネット上の個人間取引で「信用」を伝えるのは正直困難です。

 

だから値段があまり高くならない……。

 

「じゃあ私のブランド品を高く売るにはどうしたら良いの?」

 

 

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その観点から、売る売らないを考える前に手数料など全て無料のラクーダで、まず相場を調べるというのは第一歩として賢い選択です。

 

 

メルカリやヤフオクは「手間を楽しむ」という要素があります。

 

「とにかく簡単に」「高く売りたい」なら、今はまだ「餅は餅屋」と言えるでしょう。

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