『フリマアプリが広げる修理市場 中古靴やかばん』3R=「リペア」「リユース」「レンタル」
フリマアプリが広げる修理市場中古靴やかばん
「メルカリ」などフリマアプリを使って、中古のブランド靴やかばんを買った消費者が、修理専門店を利用している。修理専門店の取扱件数はここ最近、増加傾向にある。安さが魅力の中古品だが、実際に使うとなると修理してきれいに使いたいもの。実物を見ないで買うため、手にしてみたら、気に入らない商品もある。そんな商品を修理してフリマアプリで転売する消費者も出てきた。
日経新聞より
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO27927410Z00C18A3H34A00?n_cid=DSPRM1489
バッグや靴を修理して中古品として売る
リユース(中古)業界と親和性の高い「リペア(修理)業界」ですが、メルカリなどのフリマアプリの普及を受けて、その人口が増えているようです。
ブランド品の買取業界でも積極的に取り組んでいる企業も多く、実際、ブランドリユース業者のエコリングなどは、リペアだけで独立した部門を作っています。
https://www.ecoring-reshine.com/
もちろん「職人工房」のような修理業者も人気です。
個人でも副業として人気のある「せどり」と「ブランド品の修理」を絡めて収益を上げている人が増えているようです。
革製品のクリーニングのような簡単なものから、バッグの縫製を直したり靴のソールを張り替えたりするような難易度の高いものまで、これまで専門業者しか手を付けてこなかったジャンルの作業がフリマアプリを通じて一般化しはじめています。
リユースとリペアとレンタルと
ここまでで、フリマアプリを通したリユースとリペアの親和性の高さを感じてもらえたと思いますが、実はこの先にもう一つ既存のサービスが結びつきそうです。
それは「レンタル」です。
既にファッション関連のレンタルは、
「エアークローゼット」や
なぜこれら「リユース」「リペア」「レンタル」、3つのRが親和性が高いかというと、
実は「リユース」と「レンタル」が本質的に全て同じサービスだからです。
リユースは中古品を買ったり売ったりすることですが、それは長期間レンタルしていると考えるとまた別の見方をすることができます。
ブランド品に限らず、リユース業界では禁句があります。
それは「疑似レンタル」という言葉です。
例えば5,000円で買った商品が一週間後に4,000円で売れたとします。
これは見る角度を変えれば、その商品を「1,000円で1週間レンタルした」と捉えることもできます。
ですがこれは品物によっては規制の対象となるため、リユース業界では基本タブーとなっています。
ましてや、品物をレンタルする場合は基本全て中古品ですから、レンタル業界=中古業界であることは間違いありません。
リペアとの親和性はシンプルで、ダメージが入った商品を修理することは「リユース」にとっても「レンタル」にとっても付加価値として捉えることができます。
リユース、リペア、レンタル、この3Rはフリマアプリでさらに市場を大きくすることでしょう。
ちなみに当サイトではリユース業界の勢力図とも言える、買取価格のランキングを作成・更新しております。
まとめ
実際に個人でリペアを副業にする場合、品物を綺麗にする「クリーニング」がおすすめです。
ヴィトンの財布をクリーニングしようと思ったら、「コロニル ソフトガミ」などを使うことからはじめてみると良いかもしれません。
一度、自分の持ち物を簡単に修理してフリマアプリで売ってみて、それが楽しめたあなたはひょっとしてリペア職人としての適性があるのかもしれません。
副業として手をつけてみるのは、これからの時流に乗れる可能性があるのでおすすめです。