米国AI鑑定「エントルピー(entrupy)」が日本上陸!ブランド品真贋鑑定に新技術!

AIを使った鑑定サービス「Entrupy(エントルピー)」日本上陸  深層学習と画像分析で高級ブランドの偽造品対策
~ 世界有数の中古ブランド品市場に本格展開を開始 ~

 

ブランド品鑑定がAIで98.5%の精度で可能に!?一体エントルピーって何?

2018年1月下旬、ブランド買取業界を震撼させたニュース「米AI鑑定が日本上陸」の詳細をレポートしたいと思います。

 

まず、このニュースはブランド品の鑑定アプリ「Entrupy(エントルピー)」(社名同じ)が日本に展開するというものです。

 

では、この米国産のブランド品鑑定アプリ「Entrupy(エントルピー)」とは一体何なのでしょうか?

 

 

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エントルピーの使い方

 

エントルピーは専用のデバイス(カメラ)と専用のアプリを使って、微細な画像を読み取りAIで分析をして真贋を鑑定する仕組みです。

 

 

簡単に言うと、エントルピーとは

 

『専用のカメラとアプリを使い、もの凄く高い精度でブランド品鑑定するサービス』

 

ということです。

 

こちらの動画で詳しく説明されています。

動画を観る限りでは、簡単に使用できそうですね。

 

エントルピーってどこまで鑑定できるの?

 

エントルピーがスマホと専用カメラを使って鑑定できるのは、一体どこまででしょう。

 

もちろんどんなブランドでも、どんなアイテムでもOKということはないはず!

 

 

・バレンシアガ

・ボッテガ・ヴェネタ

・バーバリー

・セリーヌ

・シャネル

・クロエ

・コーチ

・ディオール

・フェンディ

・ゴヤール

・グッチ

・エルメス

・ルイ・ヴィトン

・プラダ

・サンローラン

 

対象ブランドは上記15ブランドです。

アイテムに関しては記述がないのですが、画像がバッグしかないところから、バッグのみであることが推測されます。

 

鑑定は生地をカメラで読み取って行うので、流用が効くものもあるかもしれません。

 

エントルピーの鑑定って信用できるの?

当サイトで取り上げてきたブランド買取店では、査定はできても鑑定はできません。

 

鑑定とは、そのアイテムが本物か偽物かを見極め、それに証明書を出すことだと考えてください。

 

中古のブランド品は突き詰めると、ギャランティーカードや新品購入時のレシートが無いと本物である証明はできません。

 

ブランド買取店では、そのお店の基準で本物とみなしたものを査定し、販売等で取り扱っています。

 

それは全て「本物です」という鑑定がなされているわけではなく、そのお店の査定の結果「本物として取り扱うこととした」ということなのです。

 

エントルピーの凄いところは、それが査定ではなく鑑定であるところです。

 

エントルピーは本物であると鑑定したものには証明書を発行します。

 

詳細は定かではありませんが、その鑑定が間違っていた場合は購入金額の返金を約束しているようです。

 

この仕組はまさしく「鑑定」そのものということになります。

 

エントルピーの導入費用は?

エントルピーが画期的な仕組みかもしれないことはお分かりいただけたと思います。

 

それでは、このエントルピーは一体いくらで使うことができるのでしょうか?

 

 

現在1$=106円ぐらいですから、月10500円~106,000円ぐらいの価格帯でプランを選択することになります。

 

費用に応じて使用できる件数に差があり、5件→30件→100件とグレードアップしていくようです。

 

 

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エントルピーをどう利用するのか?

 

この「エントルピー」を利用するのは、対象15ブランドの品物を取り扱う中古ブランド品業者です。

 

一体どのようにエントルピーを使っていくのでしょうか?

 

1.買取査定時に真贋を見極めるために使う

ブランド品の買取査定時、できるだけ時間を短縮したいのが「真贋の見極め」です。

 

そして、「真贋の見極め」こそが一番難しく、経験が少ない査定員の場合は一番時間がかかってしまうプロセスでもあります。

 

ここにエントルピーが導入されるとどうなるでしょうか?

 

エントルピーの扱い方さえわかれば初心者の査定員でもサクッと真贋を見極められるようになります。

 

おそらくですが、一つの品物が1分程度で見極められるようになると思います。

 

2.証明書で販売価格をアップさせる

中古のブランド品は、品物が全く同じでも、それが本物であることを証明する書面(ギャランティーカード)があると値段が上がります。

 

それは、ブランド品の価値が、その品物のデザインや生地の質や使いやすさだけで決まるわけではなく、むしろそのブランドで作られたことで決まっていることが理由です。

 

つまり、ヴィトンの長財布で同じ型、同じ状態の品物があるとして、そこに片方にだけエントルピーの証明書を付けます。

 

同じ価格で店頭に並べた場合、それを購入する顧客は必ず、返金保証も付くエントルピーの証明書付きの方を選ぶでしょう。

 

価格が1,000円高くなるとしたらどうでしょう?

 

証明書なしが68,000円、証明書付きが69,000円だとしたら、あなたはどちらを選ぶでしょう?

 

 

つまり、エントルピーの証明書は付加価値になるということなのです。

 

3.プラダとシャネルで使う

 

ブランド品の真贋の見極めで厄介なブランドは「プラダ」と「シャネル」。

 

これは某ブランド買取店の店長に聞いたのですが、プラダとシャネルは質の高いコピー品が多く、かと言ってヴィトンほど接する数が多くないので、経験値も溜まりにくくて見分けがつきにくく、しかも価格が高いとのです。

 

ブランド買取店でも、ロレックスヴィトンエルメスは得意で高価買取しているところも多いですが、プラダとシャネルはおよび腰になって低めの買取価格を提示しているお店も多いです。

 

そんな「プラダ」と「シャネル」を苦手としているお店にとって、エントルピーは救世主となるかもしれません。

 

 

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【まとめ】エントルピー(entrupy)

 

アメリカで作られたAIブランド品鑑定「エントルピー」の説明をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

まだまだ日本での導入はテスト段階のようですが、今後の展開が気になるところです。

 

ブランド買取店のエントルピーの利用方法をまとめると、

 

【販売編】

・在庫の中で、証明書が付けば高くなる品物を選んでエントルピーする

・エントルピーした品物を少し高めで販売するか、サービスとして強調する

 

 

【買取編】

・買取査定で「エントルピーして本物だったら」という条件でその品物の買取金額を提示する

OKだった場合エントルピーして、本物だったら買取し、偽物だったら返却する

 

 

 

ざっくりまとめるとこんな感じでしょうか。

 

実際のところ、エントルピーを利用してみてどんな良いところ、悪いところがあるのかまだ情報が集まっていません。

 

なので、情報を収集するのではなく、

 

「実際に自分で使ってみよう」

 

ということで、さっそく利用を申し込んでみました。

 

99$の1ヶ月5件の一番安いプランです。

 

サービスを利用したらまたレポートしたいと思います。

 

 

 

それにしても、ブランド品の真贋を鑑定することを

 

「エントルピーする」

 

と言い換えるのは非常に使いやすくて良い感じです。

 

 

日本のブランド買取店でもエントルピーするのが当たり前になる日も近いのかもしれません。

 

今後もエントルピーの動向に注目してきたいと思います!

 

 

 

【参考記事】

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