メルカリもヤフオクも古い。2020年までにVRECの市場を制する者が世界を制す。
ネットを介した物販は、詰まるところVRECに行き着くのかという話。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171222/k10011268421000.html
この記事を読んだ感じですと、メルカリは出品数の向上やメルカリNOWでの買取件数の向上と、仮想通貨の導入を目的にAIを活用しようとしているようです。
また、同記事の写真の面々を見ると、こちらのツイートのようにこれからの技術革新の潮流を感じさせるものがあります。
おっさんがキャバ嬢に貢いだブランド品がフリマで換金され1割がメルカリに入り、回りまわって日本のAI研究者の研究資金に流れてくのは悪くない。逆マネロンみたいで。。DMMもそういう感じだけど、税金投入よりずっといい/メルカリ AI活用したサービス向上へ研究開発 https://t.co/6rirjeRHXX
— 渡邉正裕 (@masa_mynews) 2017年12月23日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171222/k10011268421000.html
リアル店舗1兆円、ヤフオク1兆円、メルカリ3,000億、他2,000億、それぞれの魅力
フリマアプリ市場は3052億円、オークション市場に追いつく規模に——経済産業省が調査
この図によると、車とバイクを除いたリユース市場の合計はおよそ2.5兆円ですが、
メルカリの躍進を見るに、2018年にはフリマアプリは5,000億を超える規模になっていると私は考えています。
その時、リユース市場の総規模は2.7兆円に増えているのか、
それともメルカリがリアル店舗やヤフオクの市場を食うのか、
私は、リアル店舗もヤフオクも売上維持を予想しています。
それはメルカリの魅力と、リアル店舗・ヤフオクの魅力がそれぞれ違うからです。
メルカリは「お手軽」「安い」「人が多い」「便利(お金の面で)」、
ヤフオクは「お手軽」「手数料が安い」「人や業者が多い」「商品の幅が広い」、
といったところでしょうか。他にもあるかもしれません。
ここで問題にしたいのは、メルカリやヤフオク並びにその他のネットショップと比べた時、リアル店舗の魅力とは何かということです。
それは言い換えればPCやスマートフォンには無い良さといえるでしょう。
私はそれを
「商品と人と告知を視覚・聴覚・触覚で同時に全方位的に知覚すること」
であると考えました。
要するに、店舗では物を見ながら店員や他の客の動きも見て、かつ商品に触ることもできる、ということです。
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VREC(ヴァーチャルショップ)が物販のあり方を変える
では、このリアル店舗の魅力
「商品と人と告知を視覚・聴覚・触覚で同時に全方位的に知覚すること」
をネットで体感できるとしたらどうでしょう?
その可能性を示唆する記事がこちら
例えば、Amazonがヴァーチャルショップになって、VR空間で店舗を展開したらどうなるでしょう?
そこには商品、告知だけでなく、客としてのアバターも多数いるのです。
現状の技術力だと触覚の部分は正直まだまだ厳しいかと思いますが、
VRを使った店舗は想像に難くありません。
これまでは、そのVR空間を見るためのデバイスが厳しいかと思っていましたが、
これは5Gの普及で解決される問題であると予想できます。
メルカリがAIの研究に資金を投じるように、他の企業がVRECに投資する可能性は非常に高いと私は考えます。
商品を一点一点を小さい画面で見ている現在のスマホ・PCでのネットショップの環境が、
それ自体でエンターテイメントを感じさせるVRの環境に移行したら、
これまでのリユース市場規模は大きく変化するでしょう。
特に、リアル店舗1兆円の市場が狙われているのです。
そして、VRECは最初にインフラを整えた者が勝者となる可能性が高く、
かつ既にある程度の規模の商品と顧客を持っていることが必要となります。
Amazonか、
メルカリか、
ヤフオクか、
はたまた楽天か、
海外勢力か、
全くの別企業か、
技術的に激動の時代になることは間違いなさそうです。
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